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進化論の専門家が大進化と小進化についてどのように考えているかみてみる。
進化に関して語る場合、しばしば引用されているサイトである河田先生の「はじめての進化論」*1、この中の「第5章 大進化の機構」にそって述べてみる。 「1―生殖隔離と種分化」において、下記のように大進化と小進化に関する定義付けが行われている。 ・生物の性質が変化して集団に広まっていくことであった。進化論では、しばしばこれを「小進化」と呼ぶ。 ・新しい「種」や「属」が生じたり絶滅したりするプロセスを、「大進化」という。 そして、両者を区分して呼ぶ理由として、「集団内の生物個体の性質の変化である小進化のプロセスでは、新しい「種」の形成などの大規模な進化を説明することができないと考える人がいるからだ。」と記載している。 つまり、大進化は小進化とは異なった機構によって起こるということであろう。 しかしながら、現段階の研究では、下記のように両者を説明するのに異なった機構を持ち込む必要はないと河田先生は述べている。 「突然変異、発生、頻度変化、置換のプロセスで説明のつく適応進化や非適応進化に分岐プロセス(二章参照)を考慮することにより、「新しい種の出現」という大進化も説明できるものと思われる。」 すなわち、大進化と小進化といった区分は過去のものであり、進化の機構に関する様々な知見が得られている現段階では、両者を区分することに学術的意義を見いだすことはできないと言えるだろう。 1:http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/index.html PR
機構と現象
その機構として大進化と小進化をわける必要は確かににゃーと思うんだけど、現象としては分ける意味はあるのではにゃーかと思いますにゃ。
種として分離し、(自然状態において一般的に)交雑が起きなくなった状態を「大進化」といっても悪くにゃーのではにゃーかと・・・・・ 短いスパンにおいて、生物種をある程度固定的に捉えるというのも意味のない見方ではにゃーといえるのなら、「大進化」という概念もそれなりの意味はあると思いますにゃ。
無題
To:地下に眠るMさん
ここのところを、生物学的機構を加えてもう少し詳しくコメントしていただけると助かります。 >短いスパンにおいて、生物種をある程度固定的に捉えるというのも意味のない見方ではにゃーといえるのなら、「大進化」という概念もそれなりの意味はあると思いますにゃ。
大進化
地べたを這う生物が空飛ぶには、それなりに身体の構造が変化しなくてはならないのだからこの変化は大進化でしょう。ここが進化論の肝だから おもしろさや驚きの源泉でもあるのにね
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テーマは決めていませんが、生物に関係する話などを書き込んでいきたいと思っています。 ふだんの研究とは関係のない論文を読んだ感想なども書き込むつもりです。 もし引用されることがあれば、そのときにはご一報下さい。無断引用はご容赦願います。
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